野村政良(制作について)
野村政良の制作は以前書いたように写真を元にして、かなり細かく描写していく。それは年を経るにつれ進んでいった。壮年期は画風が違っていた。もっとダイナミックに描いていたように感じる。それは、絵について迷いがあったのかもしれないし、意欲的に新しい画風を試みていたのかと思う。 ここにスケッチから制作された絵を紹介する。「秋林」である。整然と植林された杉の林に入っていって、その美しさに心を取られた瞬間を写生している。作品は図案化された杉枝の線など意欲的な姿勢が感じられる。 秋林 個人蔵