今、ホックニーの対話集?を読んでいる。以前、ホックニー凄い!というページを書いたけど先ごろ亡くなってしまった。少し残念だった。というのも本格的にホックニーに関心を持ったのは最近だったから・・。 私の絵画観とは違っていたから名前は昔から知っていたけど「関係無い」で 過ぎていた。しかし、年齢を重ねてきて自分が描く絵の性格も変わってきて、いろいろ見ている内にホックニーの絵が頭に上るようになってきた。 色の感じはマチスのようで、線描はピカソと似ているようで・・でも違う。ホックニーはホックニーで他の芸術家とは違う。凄く特徴的だと思う事は高齢になっても新しい技法を研究し実践するエネルギッシュな姿勢だ。命尽きるまで進化し続ける姿勢だ。パソコンで絵を描くことが平気に?出来る人なんだ。イラストレーターなどは当たり前に使って絵を描いているだろうけど、世界的に名の知れた巨匠であるホックニーが、展覧会場に掛ける絵をパソコンで描くなんて・・・凄いよ。(もちろんパソコンを使って画像処理する映像作家で有名な人はたくさん居るけどね。) ホックニーは油絵具やアクリル絵具で描く表現で十分?巨匠になっているのに、まだやるのって・・まだ描き足りないのって思うのだ。 図書館で「春はまた巡る」〈ホックニー・芸術と人生とこれからを語る〉を借りて読み始めた。前に「秘密の知識」〈巨匠も用いた知られざる技術の解明〉と「ホックニー画集」を借りて読んだことがあるが、本作はまた違った文章でホックニーが感じられると思い楽しみに読み進めている。 このページでこれからホックニーについて感じたことをその都度、書いてみよう。 ホックニーは、芸術家であると同時に科学者でもある・・・と思う。「秘密の知識」で思ったことだが今回改めて確信する。風景や事物を見る時、単にモデルを見るのとは違って科学の眼で観察しているのだ。 優れた芸術家はみんなそうなんだろうけど、丁寧に見るだけでなく微に入り細に入って観察する眼を持っている。ホックニーは度が過ぎていると思うほどに観察している。水面に落ちる雨の波紋の様子を詳しく描いている。これは科学者の眼だ。そして、科学的機材にも関心が深い。フェルメールの話でカメラオブスクラが出てくるが、ホックニー自身カメラオブスクラを用いて絵を描いている。レンズのことやいろい...