野村政良「古岩屋」

 「古岩屋」は1975年に制作されている。「愛媛の101人展」に出品。

「古岩屋荘の屋上から、冬空を背景にした岩壁に直面した時、腹の底までこたえるような強い感動を覚えた。累々と聳え立つ礫岩層の岩肌がぐいぐい迫ってきて、あたかも並び立つ巨人群に睥睨されている思いがしたが、同時に鬱勃と画心が猛り始めた。この巨人群と対決してみようと。」(政良)

「絵は描く人がまわりを見回して描き始めるものだ。どれくらい見つめているのかが問題だがよく見ているな、と思ったのは具象では野村政良さんの「古岩屋」。透明、静かな目で見ていて、すがすがしい。行きずりの観光客の目でない、真っ直ぐに見る目が根底にないと描けない作品だ。」愛媛の101人展を見て、美術評論家の佐々木静一氏が新聞紙上に書かれた感想の一部。 

                    セキ株式会社所蔵


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