ホックニーと私

 ホックニーが考える、消失点が複数ある多視点透視図法を面白いと思う。また、日本の絵巻などで一つの画面に同一対象物が複数回登場している構図法を、ホックニー自身の作品に取り入れる斬新な考えを面白いと思う。この構図法は、ホックニーが発見したことでもない。とっくにセザンヌや立体派の画家たちはこれを実践していたのだ。
私は、ホックニーを知ったことで変わってきた。私は絵を写実的に描くのが当たり前だった。一点(場合により二点・三点まで)透視図法が当然だとして、そこに疑問や関心を差し挟む余地は無かった。しかし、ホックニーの文章を読んで目のウロコが剥がれ落ちた。教えられた。遅すぎたけど、これから絵を描くときには気をつけるようにしよう。
・・と、ここまで考えてきて自作を振り返って共通点が無いかどうか・・・
あった。個展「海」で展示した「三津浜内港図」だ。これは全部で8枚の集合図で一枚一枚が独立しているが、集合させれば一枚の絵として見ることができる。まさに、多視点構図法の絵だ・・と、まぁ意気込んだものの、それでどうした?と言われたら・・。
意識せずこうなったということは天才かも?!


三津浜内港(左から1・2・3・4)

三津浜内港(左から5・6・7・8)

個展「海」会場で掛けた様子

 

写生地の場所と方向を示す地図

 

野村art美術館に掛けている様子



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