ホックニーとベーコン

 デイヴィッド・ホックニーの絵はマチスを思わせる絵だと思う。
フランシス・ベーコンの絵は実に奇妙で一度見たら忘れない。2013年に豊田市美術館で開催されたベーコン展を夜行高速バスで観に行ったことが記憶に残っている。
ベーコンが1909年生まれでホックニーが1937年生まれだから28年の年齢差があるが、ベーコンが亡くなるのが1992年なので二人の芸術活動期は十分重なっている。
二人は会って芸術論や絵画論を話したりしていたのだろうか。
 

二人の絵のテーマは大きく違っているが、共に絵に暗さが無くカラッと乾燥している感じがする。そしてインスピレーションに素直に反応している。と言うか、インスピレーションに支配されているようにも思う。
もう一つの共通点は、平面に拘っているということ。拘わりという言い方は少し違うかもしれないが、奥行き感や立体感をすべて平面性に置き換えて表現していること、やはり平面に拘っているとしか言えない。このことで何が言いたいのかというと、現代の美術家は絵画の平面性をあまり重視していない人が多い。立体物を貼り付けたり平面性を無視して絵やら浮彫やら分からない作品になっている。ホックニーもベーコンもこのような傾向には全く無い。
 

ベーコンはこの世にいないが、ホックニーは現在も活躍中である。これからどんな表現を見せてくれるのか楽しみだ。






写真は共に画集から撮ったものです。許可を得ていないのですみません。

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