私は、横山操が好き
従来の日本画を立て直そうと頑張って力尽きた人というイメージを持っている。第二次大戦に駆り出されて終戦後シベリア抑留された経験は厳しい画風にも表れている。
私が最も好きな3点を上げる。
「炎炎桜島」日本画というより油彩画みたいに見える。下の方を見ると家の屋根が描かれている。噴火噴煙の動的な表現と対照的に静的な感じがして画面緊張感のバランスを支えている。
「川」これはまるで墨絵だ。川周辺の家が黒々と描かれていて物干し台などもあり生活の匂いがする。そして川面にはゆったりと波が立ち悠々と水が流れている。
「塔」火災で全焼した五重塔の姿は、もうお終いだ、どうでもしてくれ、と言わんばかりの完全敗の体を晒している。清々しいではないか。




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